キューバ野球連盟は2日、大リーグへの選手移籍を巡り、日本のポスティングシステムと同様に導入された新制度で移籍可能な34選手を発表し、ソフトバンクのモイネロ、中日のR・マルティネス両投手が名を連ねた。
AP通信によると今回が初のリスト発表。
34選手は25歳未満など大リーグの規定では「アマチュア」の分類でキューバ側への譲渡金は契約金の25%となる。
25歳以上で6年以上のプロ経験があると「プロ」扱いで日本同様に契約総額の15~20%の譲渡金が発生する。
キューバからの米移籍は密入国や第三国への亡命を通じて行われていたが、両国の国交回復に伴い昨年末に新制度で合意した。
○…リストにモイネロと育成枠の外野手コラスが入ったソフトバンクの三笠杉彦球団統括本部長は
「(日本は)世界で2番目のリーグ。魅力だと思って来てくれる選手もいる」
と今後もキューバ選手を補強する方針を示した。
R・マルティネスと育成枠の捕手A・マルティネスが入った中日の加藤宏幸球団代表は
「本年度の契約がある以上ドラゴンズの一員。次年度以降はこれから」
と話した。